当法⼈設⽴の理由は、昭和58年(1983年)に初代理事⻑が勤務していたビルに、近くの特別養護⽼⼈ホームの⼊所者が迷い込んでしまったところから始まります。
施設の⽅が迎えに来るまでの間にトイレとお⾵呂に⼊ってもらい、ご飯を⾷べてもらったそうです。
お迎えが来た時、そのおじいちゃんの顔が何とも悲しそうに⾒えたと話していました。
その後も、何⼈かのおじいちゃんやおばあちゃんがそのビルに迷い込むことがあり、そのほとんどで「おなかすいた」と話されたそうです。
初代理事⻑はこの経験から、⾃らが特別養護⽼⼈ホーム設⽴の意志を固めました。
「ブラックタイガーでもいいから、2尾のエビフライを⾷べてもらえる⽼⼈ホームを作りたい。エビフライを⾷べたおじいちゃんおばあちゃんは、きっと笑顔になる。」と⾔いました。
「笑顔で暮らせる豊かな⽣活」は親光会の理念になったきっかけが、親光会が設⽴された直後を遡ります。
当時の法⼈が、レクリエーション活動の⼀つとしてバスで遠⾜する時、旅⾏先で⾃分たちのバスがわかりやすいように、職員が旗を作りました。
その旗に刺繍されていたのは、淡輪園のマスコットのおじいさんおばあさんと「笑顔で暮らせる豊かな⽣活」の⽂字でした。
なぜその⾔葉を選んだかというと、初代理事⻑からの「エビフライの話」を聞いた職員全員も施設にいらっしゃる利⽤者様に笑顔で暮らしてほしいと思ったことですから。
今後、「笑顔で暮らせる豊かな⽣活」は、親光会のスローガンになります。
その旗は、何度か旅⾏の際に登場し、その後は施設内に飾られていました。
それぞれ、クリックするとご覧いただけます。(令和6年10月現在)